合格実績のマジック

塾のエントランスやチラシに「○○中学に△人合格!」という文字や過去の合格実績、難関中学校の塾生の占有率などが大きく掲載される姿はとても目を引きます。これを見ると、「こんなにたくさんの生徒がこの塾から合格している。うちの子供も入塾させたら難関校も夢ではない!」と思ってしまいがちです。

実際、この合格実績が決め手となり入塾を決める人も多いでしょう。しかし、数字をそのまま鵜呑みにしてはいけません。これらの数字には、実は大きなからくりがあるのです。難関校を受ける子供たちは、同レベルか、それより少し易しいレベルの学校をいくつかかけもち受験しています。数字上では多くの子供が受かっているように見えても、実際には優秀な子供たちが複数校合格した累積が並べられているのです。また、ひとりの子が複数の塾を掛け持ちしている場合、両方の塾で合格者としてカウントされることがあります。

例えば、ある子供がメインとしている塾の他に、別の塾で模擬試験や特別講習を受けて合格した場合、両方の塾で合格者としてカウントされることがあります。難関校に多くの合格者を出しているという実績は素晴らしいですが、やはり実際にその塾に子供を通わせるかどうかは説明会や見学会を利用して直接見て判断するほうがよいでしょう。